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なぜ AI に振り切るのか:人の集中力は変わり、AI は設計どおりに繰り返す、という当社の考え。交通事故の統計と、自社の記録を並べる

イラスト:左に、人の形と、上下にゆれる線。右に、四角い部品と、同じ間で点が並ぶまっすぐな線と、行が並ぶ履歴の札が在る

この記事の要約

  • 当社は、仕事を AI に任せる向きに振り切っています。人の集中力は変わり、設計が同じ AI は、良くも悪くも同じ事を繰り返す、と考えるためです
  • 警察庁の統計では、2025年に、漫然運転と脇見運転による交通事故が 54,463件(当社が足した数)。飲酒運転による死亡事故は 125件で、無くなっていません
  • AI にも、事故と誤りは在ります。悪い設計は、悪い結果も繰り返します。違いは、履歴が残り、後から設計を直せる所です
  • 当社の手の取引 213回(約 1年7か月ぶん)は、損益の合計が −15,273.1ドル。閉じる操作は、決まりを書いたプログラムに任せています。任せても、損は出ています
  • 当社は、自動運転の車を作っていません。AI が人より事故が少ない、とは書いていません。売買の勧めも、書いていません

目次

この記事は、仕事や判断を AI に任せる事に、関心や迷いが在る方に向けて書いています。当社が、なぜ AI に任せる向きに振り切ったのかを、順に並べます。

分かることは 3つです。人に任せた時に何が起きるかを、交通事故の公の統計で見た結果。AI の特徴と、弱い所。当社が任せた事と、まだ出来ていない事です。

2026年10月13日 時点の内容です。統計は、警察庁が公表している物を、当社が同じ日に開いて読みました。当社の数字は、社内の記録の値です。

当社は、自動運転の車を作っていません。測ってもいません。車の話は、人と機械の違いを考える例です。売買の勧めと、値動きの予想は、書いていません。

AI を入れる手順や、道具の選び方を知りたい方には、この記事は向いていません。

なぜ AI に振り切るのか:当社の理由は 3つ

当社は、仕事を、できる限り AI に任せる 向きで進めています。「振り切る」と言えるほど、その向きに寄せています。理由は 3つです。

  • 人の集中力は、疲れやストレスの度合いで変わる
  • AI は設計で決まる。設計が同じなら、良くも悪くも、同じ事を同じように繰り返す
  • 通信で制御するので、何をしたかの履歴を取りやすい

これは、当社の考えです。どの仕事にも当てはまる、とは言えません。この先で、公の統計と、当社の記録を並べて確かめます。

人に任せた時に、起きている事故:車の運転の統計

人に任せた時に何が起きるかを、数字が揃っている例で見ます。車の運転です。数字は、どれも警察庁の統計と資料から取りました。

漫然運転と脇見運転による事故は、1年に 54,463件

2025年(令和7年)に、自動車・自動二輪車・一般原付の運転者が「第1当事者」になった交通事故は、264,348件 でした。

第1当事者は、統計の言葉です。最初に事故に関わった当事者のうち、過失がいちばん重い者を指します。

この事故を、運転者の法令違反の種類で分けた表が在ります。注意に関わる種類を、表の字のまま並べます。

  • 漫然運転:22,854件(全体の 8.6%)
  • 脇見運転:31,609件(全体の 12.0%)
  • 過労運転:682件(全体の 0.3%)

漫然運転と脇見運転を足すと 54,463件 です。全体の 20.6% に当たります。足し算と割り算は、当社が行いました。

過労運転は、数は多くありません。ただ、前の年の 587件から 95件 増え、2015年の 503件より多くなっています。

漫然運転が、疲れによる物か、考え事による物かは、この表からは分かりません。疲れやストレスで集中力が変わる、は当社の考えで、統計が示した事ではありません。

死亡事故でも、前をよく見ていなかった事故が多い

同じ年の、自動車の運転者による死亡事故を、人の側の要因で分けた資料も在ります。75歳未満の運転者による死亡事故は、1,578件でした。

  • 漫然運転など(資料の字では「内在的前方不注意」):414件(26.2%)
  • 脇見など(資料の字では「外在的前方不注意」):284件(18.0%)

2つを足すと 698件で、1,578件の 44.2% です(当社の計算)。同じ図で、いちばん多い種類は、確認が足りなかった事故(469件・29.7%)でした。

飲酒運転は、罰則が重くなっても、無くなっていない

警察庁の資料によると、飲酒運転による死亡事故は、2000年(平成12年)に 1,276件 在りました。2025年は 125件 です。

この間に、法律は何度も重くなりました。資料に書かれている主な物は、次のとおりです(月は、施行の月)。

  • 2001年12月:刑法の改正で「危険運転致死傷罪」が出来た
  • 2002年6月と 2007年9月:道路交通法の改正で、罰則が重くなった
  • 2009年6月:行政処分が強くなった
  • 2014年5月:自動車運転死傷処罰法が施行された

警察庁は、厳罰化などで大幅に減ったが、2008年(平成20年)以降は減り方が小さくなった、と書いています。直近の 4年は、120件、112件、140件、125件です。

同じ庁の別の資料では、2021年から 2025年の合計で、死亡事故になる割合は、飲酒ありが 5.7%、飲酒なしが 0.8% でした。約 7.1倍です。

警察庁は、飲酒をすると、情報を処理する力・注意力・判断力が下がる、と説明しています。罰則が重くなり、件数が大きく減った後も、同じ種類の事故が、毎年 繰り返されています。

特定の事故や、当事者の方の事には、この記事では触れません。

図1:2025年の交通事故の統計。運転者が第1当事者の事故は 264,348件。このうち漫然運転と脇見運転は 54,463件で、全体の 20.6%。過労運転は 682件で、前の年より 95件 多い。飲酒運転による死亡事故は 125件で、2000年は 1,276件だった2025年の交通事故の統計運転者が第1当事者の事故264,348件このうち漫然運転と脇見運転54,463件(全体の 20.6%)過労運転682件(前の年より 95件 多い)飲酒運転による死亡事故125件(2000年は 1,276件)警察庁の統計と資料から足し算と割り算は、当社が行いました
図1:2025年の交通事故の統計。運転者が第1当事者の事故は 264,348件。このうち漫然運転と脇見運転は 54,463件で、全体の 20.6%。過労運転は 682件で、前の年より 95件 多い。飲酒運転による死亡事故は 125件で、2000年は 1,276件だった

AI は設計で決まる:良くも悪くも、同じ事を繰り返す

機械には、疲れも、飲酒も在りません。代わりに、設計 が在ります。ここで言う設計は、決まり・プログラム・指示の文の事です。

当社は、AI の動きは設計で決まる、と考えています。設計が同じなら、きょうも、あしたも、同じ事を同じように行います。

これは、良い事だけでは、ありません。設計が悪ければ、悪い結果も、同じように繰り返します。その場で気づいて止まる事も、設計に無ければ、しません。

「同じように繰り返す」が、いちばん当てはまるのは、決まりを書いたプログラムです。文章を作る AI は、同じ指示でも、出す文が変わる事が在ります。

機械の助けを使う運転でも、事故は起きています。警察庁は、運転支援の機能を過信・誤用した事が原因の事故が、国内外で起きている、と注意を呼びかけています。

同じページは、運転支援の機能は、運転の主体が運転者で、自動運転の機能とは別の物、とも書いています。過信や誤用は、使う人の側の誤りだと、当社は読みました。

当社は、自動運転の車を作っていません。測ってもいません。AI が人より事故が少ない、と言える数字を、当社は持っていません。

警察庁は、自動運転の技術について、交通事故の削減や渋滞の緩和などに有効なものと考えられる、と書いています。当社が言えるのは、この字の範囲までです。

通信で制御するので、履歴を取りやすい

3つ目の理由は、履歴です。AI やプログラムは、通信で指示を受け、通信で結果を返します。そのやり取りを、そのまま記録に残せます。

車の世界にも、同じ向きの決まりが在ります。2019年の道路交通法の改正(2020年4月に施行)で、自動運行装置の作動の状態を記録する装置についての規定が、整えられました。

自動運転の車の事故を調べる委員会も、置かれています。事故の原因を究明し、同じ種類の事故の再発を防ぐ事などが、目的に挙げられています。

当社も、したことを、1件 1行で記録に残しています。2026年10月5日から 10月13日の 16時5分までの行は、974件 でした。機械が拾った行も含む数です。

履歴が在れば、誤りが起きた時に、どの設計が、いつ、何をしたかを読めます。読めれば、設計を直せます。人の記憶に頼る形より直しやすい、と当社は考えています。

自動運転に限らない:投資・会社の経営・ビジネスの選択

同じ事は、車の運転に限らず、投資や、会社の経営や、どのビジネスを選ぶか、にも言える、と当社は考えています。

1つの判断の誤りが、大きな損失になる:当社の記録

当社は、自社の口座で、暗号資産の取引をしてきました。人が手で売買した記録を数えると、取引は 213回。勝ちが 57回、負けが 156回でした。

損益の合計は −15,273.1ドル です。いちばん大きい負けは、1回で −4,502.82ドル。この 1回だけで、損益の合計の 29.5% に当たります。

2025年3月7日から 2026年10月5日までの記録を、10月5日に数えた値です。損益は、手数料などを入れた後の数です。

取引の場の記録を当社が数えた値で、当社の決算や会計の数字では、ありません。約 1年7か月ぶんの合計で、1つの年度の数でも、ありません。

当社が、手の取引で起こさせたくない行動は 3つです。負けた後に大きさを増やす事。決めていない銘柄に手を出す事。筋書きに無い注文を出す事です。

集中力と損の関わりは、記録からは数えられていません。集中力が切れた時に、こうした行動が出やすい、というのは、当社の受け止めです。

数えた記録では、前の取引より大きくした回数は、負けの後が 155回のうち 73回(47.1%)、勝ちの後が 57回のうち 27回(47.4%)。差は、ほぼ在りませんでした。

判断しない事も、リスクになる

かといって、判断を先に延ばせば済む、とも言えません。判断しない間も、状況は動きます。判断しない事も 1つの選択で、リスクになります。

これは当社の考えで、数えた記録は在りません。

当社が任せた事:閉じる操作を、決まりを書いたプログラムに

そこで当社は、2026年10月5日から、持っている取引を閉じる操作を、決まりを書いたプログラムに任せています。文章を作る AI では、ありません。

プログラムは、1分ごとに口座を見て、決まりに当たったら、閉じる注文を出します。1回ごとに、見つけた時刻・閉じた理由・注文の結果を、履歴に残します。

10月9日までの履歴では、プログラムが閉じた取引は 5回 でした。5回とも、決めた時刻に閉じる決まりで、閉じる注文は 1回で通っています。

5回のうち、閉じる直前にプログラムが見た含み損益(確定の前の数)は、マイナスが 4回、プラスが 1回でした。プログラムに任せても、損は出ます。

任せた目的は、利益を増やす事では、ありません。決めた事を、決めたとおりに行う事です。成績が良くなったかどうかは、5回では言えません。

この節に書いたのは、閉じる操作だけです。取引に入る側の事(何を、いつ、どう入るか)は、この記事には書いていません。

会社の仕事:AI エージェントの部署に分け、決めるのは代表

会社の仕事も、AI エージェントに分けて任せています。10月13日の時点で、役割を書いた部署は 17 在ります。

数える部署、調べる部署、計算する部署、規約と法令を読む部署、記事を書く部署などです。この記事を書いているのも、その 1つです。

ただし、経営の方針を選ぶ事は、AI に任せていません。部署は案を出し、決めるのは代表です。

環境をある程度 再現できれば、シミュレーションできる

判断を 1つ誤ると、損が大きい。けれども、判断しない事もリスクになる。この間を埋める方法が シミュレーション だと、当社は考えています。

本番で判断する前に、環境をある程度 再現して、何度も試す方法です。計算の中なら、誤っても、お金は減りません。

当社には、前提を置いた計算をする部署が在ります。10月5日には、取引の条件について、勝つ割合の仮定を 35% から 70% まで 8つ置いて、計算しました。

仮定ごとに、計算の中で 5,000回ずつ試しています。この計算で、注文は出していません。予測ではなく、前提を置いた計算 です。

分かったのは、置く仮定によって、結果が大きく分かれる事でした。良い数だけを選べば、都合のよい話が作れてしまいます。全部を並べて読む事が要ります。

再現できるのは、「ある程度」までです。相場や、人の気持ちや、初めて起きる出来事は、計算の中に入れ切れません。過去の割合は、先の割合では、ありません。

いちばん小さいシミュレーションは、表です。負けが 5回 続いたら資金がいくらになるかを、判断の前に並べておく。それだけでも、試せます。

図2:任せる前と、任せた後の流れ。人の判断は、集中力が日によって変わる。環境を再現して、先にシミュレーションで試す。設計を書いて、AI やプログラムに任せる。通信で制御するので、履歴が残る。履歴を読んで、人が設計を直す。悪い設計は、悪い結果も繰り返す。当社の考えで、AI にも事故と誤りは在る任せる前と、任せた後の流れ人の判断集中力は、日によって変わる環境を再現して、先に試すシミュレーション計算の中なら、お金は減らない設計を書いて、任せるAI・プログラム設計が同じなら、同じ事を繰り返す通信で制御する履歴が残る何を、いつしたかを後から読める履歴を読んで、直す設計を直すのは、人悪い設計は、悪い結果も繰り返す当社の考えですAI にも、事故と誤りは在ります
図2:任せる前と、任せた後の流れ。人の判断は、集中力が日によって変わる。環境を再現して、先にシミュレーションで試す。設計を書いて、AI やプログラムに任せる。通信で制御するので、履歴が残る。履歴を読んで、人が設計を直す。悪い設計は、悪い結果も繰り返す。当社の考えで、AI にも事故と誤りは在る

この考えの限界と、当社がまだ出来ていない事

  • 当社は、自動運転の車を作っていません。AI が人より事故が少ない、と言える数字も、持っていません
  • 設計が悪ければ、悪い結果を同じように繰り返します。設計を書き、直すのは、いまも人です
  • 文章を作る AI は、誤った事を書く事が在ります。別の部署の読みと機械の点検を置いていますが、誤りが無いとは言えません
  • 何を売り買いするかを AI に考えさせて、良い成績が出た、という記録は、当社に在りません
  • AI に任せて売上が上がった、という記録も在りません。公開しているサービスの利用料の、外部のお客さまからの売上は、2026年9月末までの記録で 0件です
  • 疲れやストレスと、判断の誤りの関わりを示す数字は、当社は確かめていません

AI に任せる事は、人が要らなくなる事と、同じではありません。当社の中では、作る手間が小さくなり、何を任せるか・任せてよいかを先に確かめる仕事が増えました。

AI に任せる例は、別の記事にも書いています。

電話に出るのを AI エージェントに任せる仕組みと、残る弱い所(別の記事)

よくある質問

Q. AI に任せれば、事故や損は無くなりますか?

いいえ。AI にも、事故と誤りは在ります。10月9日までにプログラムが閉じた 5回の取引でも、閉じる直前の含み損益は、4回がマイナスでした。

当社が AI に期待しているのは、決めた事を決めたとおりに繰り返す事と、履歴が残る事です。結果が良くなる事までは、約束できません。

Q. 自動運転の車は、人の運転より事故が少ないのですか?

当社には、分かりません。当社は、自動運転の車を作っておらず、測ってもいません。この記事は、どちらが事故が少ないかを比べた物では、ありません。

Q. AI に任せると、人の仕事は無くなりますか?

当社の中で起きた事しか、言えません。設計を書く・結果を確かめる・決める、という仕事は、人に残っています。ほかの会社に当てはまるかは、分かりません。

Q. AI がこの記事を書いているのですか?

はい。この記事は、AI エージェントが、公の統計と社内の記録から書きました。数字と記録の突き合わせも、AI エージェントが行いました。載せるかどうかは、会社が決めています。

まとめ

  • 当社が AI に振り切る理由は 3つ。人の集中力は変わる・AI は設計どおりに繰り返す・履歴を取りやすい。どれも、当社の考え
  • 警察庁の統計では、2025年に、漫然運転と脇見運転による交通事故が 54,463件。飲酒運転による死亡事故は 125件
  • 設計が悪ければ、AI は悪い結果も繰り返す。履歴を読んで、設計を直す事が要る。設計するのは、いまも人
  • 当社の手の取引 213回(約 1年7か月ぶん)の損益の合計は −15,273.1ドル。プログラムに任せた後も、損は出ている。良い成績が出た記録は、無い

この記事の出どころ(公の資料は、どれも 2026年10月13日に、当社が開いて読みました)

警察庁「道路の交通に関する統計 交通事故の発生状況」2025年の表 3-2-1(政府統計の総合窓口 e-Stat):法令違反別の交通事故の件数

警察庁 交通局「令和7年における交通事故の発生状況について」(2026年2月26日):死亡事故の人の側の要因・飲酒の有無と死亡事故になる割合

警察庁の Web サイトの、飲酒運転の根絶のページと、その中の図「飲酒運転による死亡事故件数の推移」:件数の推移・法律の改正の時期・飲酒の影響の説明

警察庁の Web サイトの、自動運転のページ:道路交通法の改正・運転支援の機能への注意・事故を調べる委員会・自動運転の技術についての 1文

当社の記録:手の取引 213回の数え上げ(2026年10月5日)・閉じる操作の履歴(10月9日までの分)・したことの記録の件数(10月13日 16時5分)・部署の数(10月13日)・売上の記録(9月末まで)

西暦と和暦の読み替え、足し算と割り算、文の言い換えは、当社が行いました。警察庁が、この記事を確かめた物では、ありません。

判断の前に、数字を並べてみる時に

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