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ONDO(Ondo Finance)とは――米国債トークンの発行元が出すガバナンストークンを公開データで確かめる

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ONDO は、米国債などをトークンにする Ondo Finance の周りで使われるガバナンストークンです。RWA(現実の資産)銘柄と呼ばれますが、米国債との関係は見えにくいものです。

この記事では、ONDO の仕組み・これまでの値動き・持ち方の 3 点を、公開データと発行元の資料で確かめます。

数字は 2026 年 9 月 25 日 11 時 32 分(日本時間)の実測値です。自分の資金で暗号資産を持つ方向けで、売買の推奨や値動きの予想ではありません。

ONDO(ONDO)とは

名称 Ondo(オンド)
ティッカー $ONDO
公開時期 2024 年 1 月に譲渡が可能に
時価総額の順位 41 位(26.1 億ドル)
価格 0.5356 ドル(約 84.8 円)
発行元 Ondo Foundation(ケイマン諸島)

ONDO は、Ondo DAO と、その DAO が運営する貸し借りの仕組み Flux Finance のガバナンストークンです。持っている量に応じて投票できます。

発行量は 100 億枚で、発行元は「予定された追加発行は無い」としています。いま市場に出ているのは約 48.7 億枚で、全体の半分弱です。

Ondo Foundation は所有者を持たない非営利の財団で、米国債トークンを出す Ondo Finance とは役割が別です。

ONDO のようなトークンが生まれた理由と社会への影響

米国債を持つときの不便

米国債や米国債に投資するファンドは、証券会社や銀行の口座を通して持つのが一般的です。売買や受け渡しは営業日に合わせて進み、週末や祝日は止まります。

担保に使ったり別の場所へ移したりするにも、口座のある金融機関の手続きを通ります。

一方、ステーブルコインはチェーン上で 24 時間動かせますが、持っているだけでは利息が付きません。米国では 2025 年 7 月に成立した GENIUS 法が、発行者が持ち主に利息を払うことを禁じています。

トークンにすると変わること

Ondo Foundation は、機関投資家向けの金融商品をチェーン上で提供し、金融をより開かれた効率的なものにすることを目的に掲げています。

USDY は、ステーブルコインの使いやすさと米ドル建ての利回りを組み合わせるよう設計され、米国外の要件を満たす個人・法人が持てます。

OUSG は、発行と償還を 24 時間 365 日受け付けています(即時で扱える額には 1 日の上限あり)。

貸し借りの仕組み Flux Finance では、誰でも使える USDC と、持てる人が限られる OUSG を同じ場で扱い、OUSG を担保にできます。

社会への影響

時間と国境

米ドル建ての国債の利回りに、米国の市場が閉まっている時間でも、米国外の対象者でも手が届くようになりました。

お金の使い方の効率

米国債を裏付けにした資産を、金融機関の口座の外、チェーン上で担保として使えるようになりました。

規模

発行元のサイトでは、9 月 25 日に USDY に 22.8 億ドル、OUSG に 3.19 億ドルが預けられていました。構想ではなく、すでに使われている仕組みです。

決まりの決め方

財団の役割には、ガバナンストークンの発行が挙げられています。Flux Finance の数字や契約の更新は、ONDO の持ち主の提案と投票で決まります。

提案も投票の記録もチェーン上に残り、誰でも読めます。1 社の中だけで決まる形とは、そこが違います。

限界

  • 誰でも持てるわけではない。USDY は米国の人を除き、OUSG は要件を満たした投資家だけ
  • 裏付けの資産は発行元と既存の金融機関が持ち、管理する。その信用に頼る点は変わらない
  • ONDO は投票のためのトークンで、利回りは付かず、米国債を受け取る権利でもない

誰が何を買えるか

2026 年 9 月 25 日に Ondo の公式ドキュメントで確かめた内容です。法律上の助言ではありません。

USDY

米国の人(米国在住者や米国人)と、カナダ・ロシア・イラン・北朝鮮など指定の国や地域の人は買えません。

英国・EU・シンガポール・香港などに住む人は、その国のプロ投資家などの基準を満たす必要があります。

買う前に本人確認(オンボーディング)を済ませ、USDC で発行を受けます。一部のチェーンでは最低 5,000 ドルです。

取引所で買うときの制限や保有期間の決まりは、確かめた資料には書かれていませんでした。

OUSG

米国の法律の accredited investor(認定投資家)と qualified purchaser(適格購入者)の両方を満たす必要があります。

よくある例は、個人なら純資産 500 万ドル超、法人なら資産 2,500 万ドル超です。本人確認では身分証・住所の証明と、認定投資家である証拠を出します。

購入の最低額は即時の取引で 5,000 ドル、それ以外は 10 万ドルです。保管は自分で鍵を持つウォレットだけで、取引所の口座には置けません。

ONDO

ONDO は 2024 年 1 月に譲渡の制限が外れ、取引所で売買されています。9 月 25 日時点で OKJ と bitbank には無く、Hyperliquid は永久先物だけでした。

日本に住む人の場合

確かめた範囲では、日本は USDY・OUSG の禁止・制限の一覧に載っていません。ただし、日本に住む個人が申し込めると明記した記述もありません。

申し込む前に、Ondo の対象国の一覧と本人確認の条件を確かめてください。

ONDO の特徴

米国債などをトークンにする商品が周りにある

USDY は短期米国債などを裏付けにした債券型のトークン、OUSG は短期米国債などに投資するトークンです。どちらも ONDO とは別のトークンです。

Ondo の名前が付くトークンUSDY(米ドル利回りトークン)米国債などが裏付けの債券型トークン米国外の個人・法人向け別のトークンOUSG(米国債トークン)短期米国債などに投資するトークン要件を満たした投資家向け別のトークンONDO(この記事の主役)Ondo DAO と Flux Finance の投票権米国債の裏付けや利回りは無い発行元の公開ドキュメントより
図1:USDY・OUSG と ONDO は別のトークン(2026 年 9 月 25 日の発行元の資料)

持ち主が投票で決まりを変える

Ondo DAO の提案には 1 億 ONDO が必要で、投票は 3 日間、成立に必要な票は 100 万 ONDO です。可決から実行までは 1 日あきます。

ONDO で決まりを変える流れフォーラムで話し合うFlux Finance の掲示板に投稿1 億 ONDO 以上でチェーン上に提案投票権は他人に預けることもできる3 日間投票成立に必要な票は 100 万 ONDOロック中の ONDO も投票できる1 日待って実行パラメータや契約の更新が反映Ondo Foundation の公開ドキュメントより
図2:ONDO の持ち主が Ondo DAO で決まりを変える流れ(公式ドキュメントの値)

出資者と開発チームの分はロックがある

初期の出資者の分はそれぞれ 7% 未満で、1 年のロック後に 48 か月かけて放出されます。開発チームの分は 5 年のロックです。

ONDO のこれまでの値動き

9 月 25 日時点の変化は、24 時間で +29.4%、7 日で +37.3%、30 日で +43.9% でした。1 年前とくらべると −42.7% です。

24 時間の高値は 0.5365 ドル、安値は 0.4157 ドルで、3 割近い幅でした。

これまでの最高値は 2024 年 12 月の 2.14 ドルで、いまはそこから約 75% 低い水準です。最安値は譲渡が可能になった 2024 年 1 月の 0.0822 ドルでした。

直近 1 年の日ごとの値では、最高が 2025 年 10 月の 0.968 ドル、最安が 2026 年 4 月の 0.243 ドルで、約 4 倍の開きがありました。

ONDO の今後

いまどの段階か

発行元の公式ブログと資料に書かれた日付です(9 月 25 日に確認)。

  • 2023 年 1 月:OUSG を発表し、Ondo DAO が始動 ─ 稼働中
  • 2023 年 2 月:貸し借りの Flux Finance が稼働 ─ 稼働中
  • 2023 年 8 月:USDY を発表 ─ 稼働中(9 月 25 日の残高 22.8 億ドル)
  • 2024 年 1 月:ONDO の譲渡制限を解除 ─ 売買できる状態
  • 2026 年 7 月:Ondo Chain を見直し Ondo Network を発表。最初の用途は永久先物 ─ 稼働中
  • 2026 年 9 月:Intelligent Portfolios の最初の 3 本を開始 ─ 開始直後

Ondo Network にはほかの用途も作れるとされていますが、開始時期の記載はありません。

需要が増える材料

ONDO の使い道は、公式ドキュメントでは投票です。投票に加わりたい人が増えれば、仕組みで決まった需要になります。

発行元は 9 月 24 日に、BlackRock が関わる新しいポートフォリオ商品を発表しました。

体制・資金の裏付け

公式ドキュメントでは、シード出資は 400 万ドル、シリーズ A は 2,000 万ドルです。

懸念点

  • 値動きが大きい。最高値から約 75% 低く、1 年の中でも約 4 倍の開きがあった
  • 流通は全体の半分弱で、残りが市場に出てくる余地がある
  • ONDO に利回りは無いが、USDY・OUSG と取り違えやすい
  • 現実の資産をトークンにする決まりは国ごとに整備の途中

ONDO が扱われている場所(公開データ)

9 月 25 日の公開データでは、国内の OKJ(46 銘柄)と bitbank(62 ペア)に ONDO はありませんでした。ほかの国内の取引所は、この記事では確かめていません。

Hyperliquid には ONDO の永久先物が上場しています。現物の ONDO はありません。永久先物は価格に連動する契約で、ONDO そのものは受け取れません。

9 月 25 日 11 時 32 分の値は、最大レバレッジ 10 倍(同じ取引所で BTC は 40 倍、ETH は 25 倍)、24 時間の売買代金 1.48 億ドル、建玉 約 7,970 万ドルでした。

資金調達率は 1 時間 +0.00671%(1 日で約 0.16%)で、買い方が売り方に払う向きでした。

レバレッジをかけた取引は、価格が少し逆に動くだけで、預けた証拠金をすべて失うことがあります。

持ち方

ONDO は Ethereum 上のトークンです。送るときは対応したウォレットを選び、少額で試してから本送金します。

この節は、公開されている数字の記録です。当社は、ONDO の取引も、特定の取引所の利用も勧めません。

よくある質問

Q. ONDO を持つと米国債の利回りがもらえますか?

もらえません。利回りが付くのは USDY や OUSG です。

Q. 日本の取引所で ONDO は買えますか?

OKJ と bitbank には、9 月 25 日時点で ONDO はありませんでした。

Q. Ondo Chain はもう動いていますか?

発行元は 2026 年 7 月に、従来の意味のチェーンは作らず Ondo Network に切り替えると発表しました。その発表に ONDO の役割は書かれていません。

まとめ

  • ONDO は Ondo DAO と Flux Finance のガバナンストークンで、時価総額は 41 位
  • 米国債の裏付けや利回りがあるのは USDY・OUSG で、ONDO には無い
  • 最高値から約 75% 低く、1 年の中でも約 4 倍の開きがあるほど値動きが大きい
  • OKJ・bitbank に扱いは無く、Hyperliquid では永久先物だけ

💡 ONDO の値動きをほかの銘柄と並べて見るなら

Hype トレードの注目銘柄では、Hyperliquid の銘柄を売買代金や値動きで並べて比べられます。

資金計画表では、1 回の負けで失ってよい額から、持つ量の目安を先に計算できます。

→ 注目銘柄(hype.microfund.co.jp/markets)

→ 資金計画表(hype.microfund.co.jp/plan)

(2026 年 9 月 25 日 11 時 32 分に CoinGecko・Hyperliquid・OKJ・bitbank の公開データと発行元のドキュメントで確認。売買の推奨ではありません)

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