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ENA とは何に使うトークンか――ステーブルコイン USDe との違い・順位・用途を公開データで確かめる

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Ethena の名前で見かける数字は、2 つのトークンが混ざりがちです。USDe は 1 ドルに連動するよう作られたトークン、ENA はその運営を決めるためのトークンです。

この記事では、ENA のいまの順位・何に使うトークンなのか・なぜ必要なのかを、公開データと公開ドキュメントで確かめます。

数字は 2026 年 9 月 20 日 11 時(日本時間)の実測値です。自分の資金で暗号資産を持っている方向けで、売買の推奨ではありません。

同じ名前でも、USDe と ENA は別のもの

USDe は 1 ドル前後で動くように作られたトークンです。この時点の価格は 0.9996 ドル、24 時間の変化はほぼ 0% でした。

ENA は運営の決定に使うトークンで、価格は 0.2175 ドル(約 34 円)、24 時間で +26.1% 動いていました。

規模も違います。この時点の時価総額は、USDe が 48.4 億ドル、ENA が 21.9 億ドルでした。

同じ Ethena でも別のトークンUSDe(合成ドル)価格 0.9996 ドル24 時間の変化はほぼ 0%時価総額 48.4 億ドル役割が違うENA(運営を決めるトークン)価格 0.2175 ドル(約 34 円)24 時間 +26.1%時価総額 21.9 億ドル数字は 2026 年 9 月 20 日 11 時の実測値
図1:USDe と ENA は値段の動き方が違う(CoinGecko の公開データ。将来の値動きを示すものではありません)

「Ethena は 1 ドルに近い値動き」という理解のまま ENA を持つと、想定と違う動きになります。まず別物として分けます。

いまのランキング(時価総額の順位)

順位は、流通している枚数に価格をかけた時価総額で決まります。この時点で ENA は 45 位、USDe は 23 位でした。

上位は BTC が 1 兆 6,283 億ドル、ETH が 3,196 億ドル、USDT が 1,833 億ドルです。ENA は 21.9 億ドルでした。

時価総額の順位(2026 年 9 月 20 日)上位1 位 BTC 1 兆 6,283 億ドル2 位 ETH 3,196 億ドル3 位 USDT 1,833 億ドル23 位 USDe48.4 億ドル・1 ドルに連動45 位 ENA21.9 億ドル・0.2175 ドル順位は流通している枚数だけで計算される
図2:ENA と USDe の時価総額の順位(CoinGecko の公開データ。順位は日々入れ替わります)

1 ドル前後で動くトークンの中では、上位 30 位内で見ると USDT(3 位)・USDC(6 位)・USDS(16 位)に次ぐ 4 番目の規模でした。

ENA の 24 時間の売買代金は、全市場で 8.4 億ドルでした。時価総額の 4 割近くが 1 日で入れ替わった計算になります。

ENA の流通は 100.95 億枚、発行上限は 150 億枚です。順位は流通分だけで計算され、まだ出ていない 33% は入っていません。

順位は日々動きます。この日は朝の時点で 47 位、11 時で 45 位でした。順位そのものより、規模の桁を見ます。

順位が近い銘柄と見くらべると、その銘柄に付いている資金の桁が分かります。順位は入れ替わりますが、桁はそう簡単には変わりません。

ENA は何に使うのか

Ethena の公開ドキュメントには、ENA は「プロトコルのパラメータを決めるために使う」と書かれています。決める対象は次の 4 つです。

  • USDe の裏付け資産の構成
  • 新しい裏付けの方法を採り入れるかどうか
  • 運営で得た収益を将来どう配分するか
  • リスク委員会の人選と、その権限の範囲

実際の運用では、多くの決定は委員会に委ねられ、保有者はその委員を交代で任命する役割を持ちます。

ENA はステークすると sENA になります。戻すときはクールダウン期間を待つ必要があります。

裏付け資産の構成が変われば、USDe が 1 ドルを保つ仕組みも変わります。ENA が関わる決定は、USDe を使う人の前提に直につながっています。

なぜ必要なのか

USDe が 1 ドル前後を保てるかどうかは、何を裏付けに置き、どこでヘッジするかという選択に左右されます。

その選択は一度決めて終わりではなく、市場に合わせて変わります。だから「誰がどう決めるか」を決めておく仕組みが要ります。

ENA はその決定に関わる権利で、値段はその権利への評価として動きます。USDe の利回りを受け取る券ではありません。

保有者が委員を任命し、日々の判断は委員会が担う、という分担です。すべてを投票で決める形ではありません。

USDe を使う側から見ると、裏付けを変える決定が公開の投票と委員会を通る点が、確かめどころになります。

取引所が決めている数字と、扱っている場所

Hyperliquid の ENA は最大レバレッジ 10 倍でした。同じ取引所で BTC は 40 倍、ETH は 25 倍です。

上限が低いほど、値動きが大きい銘柄だと見なされていると読めます。24 時間の売買代金は 7,660 万ドル、建玉は約 9,790 万ドルでした。

資金調達率は 1 時間あたり +0.0073% で、買い方が売り方に払っています。1 日では約 0.18% になります。

数量の刻みは 1 枚単位でした。単価が小さい銘柄なので、注文額は細かく刻めず飛び飛びになります。

この取引所に ENA の現物はありません。OKJ の 46 銘柄と bitbank の 62 ペアにも無く、円で直接買える場所ではありませんでした。

この取引所にあるのは永久先物で、ENA そのものは受け取れません。

30 日で +78.8% 動いた銘柄は、同じ速さで下にも動きえます。

この節は、公開されている数字の記録です。当社は、ENA の取引も、特定の取引所の利用も勧めません。

うまくいきやすい見方と、よくあるつまずき

✅ うまくいきやすい見方

USDe と ENA を分けたうえで、順位・流通枚数・最大レバレッジ・資金調達率を他の銘柄と同じ物差しで並べる見方です。

何に使うトークンなのかを先に読むと、値動きの理由を探しすぎずに済みます。

⚠️ よくあるつまずき

「Ethena は 1 ドルのトークン」という理解のまま ENA を持ち、値動きの幅に驚くことです。

上がっている最中ほど量を増やしがちですが、幅を超えた 1 回の負けは戻すのに時間がかかります。

まとめ

ENA は USDe とは別のトークンで、時価総額は 21.9 億ドルの 45 位、USDe は 48.4 億ドルの 23 位でした。

用途は、裏付けの構成・新しい裏付けの方法・収益の配分・リスク委員会の人選を決めることです。ステークすると sENA になります。

必要な理由は、USDe の裏付けをどう変えるかを決める仕組みが要るからです。値段はその権利への評価として動きます。

公開データで分かるのは、いまどう扱われているかまでです。この先どう動くかは、どの数字にも書いてありません。

💡 銘柄の数字を並べて見るなら

Hype トレードの注目銘柄では、Hyperliquid の銘柄を売買代金や値動きで並べて比べられます。

ウォレットの残高照会では、自分のアドレスに入っている ERC-20 の残高をまとめて見られます(2026 年 9 月 20 日時点)。

→ 注目銘柄(hype.microfund.co.jp/markets)

→ 残高をまとめて見る(wallet.microfund.co.jp)

(本記事は 2026 年 9 月 20 日 11 時に CoinGecko・Hyperliquid の公開データと Ethena の公開ドキュメントで確認しました。売買を推奨するものではなく、価格は大きく変動します)

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