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XPL(Plasma)とは――ステーブルコイン送金向け独自チェーンのトークンを公開データで確かめる

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XPL は、ステーブルコインの送金に絞って作られた Plasma の独自チェーン(自前のブロックチェーン)のトークンです。取引の手数料と、取引を確かめる検証者への報酬に使われます。

この記事では、XPL の仕組み・これまでの値動き・持ち方の 3 点を、公開データと発行元の資料で確かめます。

数字は 2026 年 9 月 25 日 13 時 39 分(日本時間)の実測値です。自分の資金で暗号資産を持つ方向けで、売買の推奨や値動きの予想ではありません。

Plasma(XPL)とは

名称 Plasma(プラズマ)
ティッカー $XPL
対応チェーン Plasma(独自チェーン)
公開時期 2025 年 9 月 25 日
時価総額の順位 111 位(5.20 億ドル)
価格 0.1145 ドル(約 18.1 円)
発行元 Plasma(チェーンの開発元)

Plasma は、USDT などのステーブルコインでの支払い・送金を主な用途に据えた独自の Layer 1 です。Ethereum と同じ形式のプログラム(EVM)が動きます。

XPL はこの独自チェーンの基本の通貨で、発行元は Ethereum の ETH と同じ位置づけだと説明しています。公開時の発行量は 100 億枚で、いま市場に出ているのは約 45.3 億枚です。

XPL は Plasma の独自チェーン(チェーン ID 9745)で動くトークンです。発行元の資料と CoinGecko で確かめた範囲では、ほかのチェーンの公式版は載っていません。

取引所から出金するときは、ネットワークに Plasma を選びます。違うネットワークへ送ると戻らないことがあります。Hyperliquid の XPL は永久先物で、XPL そのものは受け取れません。

XPL のようなトークンが生まれた理由と社会への影響

ステーブルコインで払うときの不便

ステーブルコインで、ドルは世界中へ速く安く動かせるようになりました。ただ発行元の資料は、送金できるだけでは毎日使える金融サービスにならないと書いています。

口座・決済・流動性・法令対応・カードなどの部品が、チェーンや業者ごとにばらばらだからです。部品が増えるほど、費用と手間と故障の元が増えます。

多くのチェーンでは、ステーブルコインを送るにもそのチェーンの通貨で手数料を払います。資料は、この手数料の扱いを暗号資産の使いにくさの大きな原因の一つに挙げています。

Plasma で変わること

Plasma は、何でも載せる汎用のチェーンではなく、ステーブルコインの支払いを最優先に設計したと説明しています。

資料は USDT の送金を手数料なしにする設計を掲げ、取引は数秒で確定するとしています。今後は、XPL を持たなくても手数料をステーブルコインで払えるようにする計画です。

社会への影響

送金の費用

資料は USDT の送金手数料をゼロにすることを目指し、ほかの取引も多くは 1 セント未満としています。用途には、国をまたぐ送金・給与・店での支払いが挙がっています。

使い道

発行元の Plasma は、Plasma One というスマホアプリをApp Store と Google Play で出しています。ステーブルコインを入れてドルとして持ち、送り、カードで支払えます。

カードは Visa で、画面上のカードとプラスチックのカードがあり、Visa が使える店やネットで使えます。ステーブルコインは利用者が自分で管理し、Plasma は預かりません。

使える国には条件があると書かれていますが、日本で使えるかは公式の説明にありません(9 月 25 日確認)。使う前に Plasma One アプリで確かめてください。

規模

公開した日から約 20 億ドル分の USDTがこの独自チェーン上にありました。

XPL の役割

こうした取引を確かめる検証者に報酬を払い、仕組みの安全を守るのが XPL です。

限界

  • USDT の手数料なし送金は、資料では開発中の扱い。いまの手数料は XPL で払う
  • 資料では、外部の検証者と委任はこれから。誰でも検証者になれる段階も開発中
  • USDT の価値は、発行者の信用に頼る点が変わらない
  • XPL を持たずに送れるようになるほど、送金が増えても XPL の需要に直結しにくい

XPL の特徴

手数料は XPL で払い、一部は焼却される

手数料は、いまは XPL だけで払います。手数料のうち base fee は、Ethereum と同じ EIP-1559 の方式で焼却されます。

Plasma で手数料が動く流れUSDT を相手の Plasma アドレスへ送るウォレットでネットワーク Plasma を選ぶ宛先は 0x で始まるアドレス送金の手数料はいまは XPL で払う本番で使える手数料の通貨は XPL だけUSDT の手数料なし送金は開発中手数料のうち base fee は焼却されるEIP-1559 と同じ方式使われるほど XPL が減る方向取引を確かめた人へ検証者への報酬手数料と新規発行の XPL新規発行は年 5% から 3% へPlasma の公開ドキュメントより
図1:Plasma の手数料と XPL の関係(2026 年 9 月 25 日の発行元の資料)

USDT を送るときの流れ

  1. MetaMask などのウォレットに、Plasma の独自チェーン(チェーン ID 9745)を追加する
  2. USDT を Plasma のネットワークで受け取る。取引所の出金ならネットワークに Plasma があるか確かめる。Ethereum からはブリッジ(Stargate)で移せる
  3. 送り先に、相手の Plasma のアドレス(Ethereum と同じ 0x で始まる形式)を入れて送る
  4. 手数料用に少額の XPL をウォレットに入れておく。受け取る側は手数料を払わない

資料の書き方は分かれています。USDT の送金は手数料なしと書く一方、本番のチェーンで手数料に使える通貨は XPL だけで、テスト用のチェーンでの手数料なし送金は開発中とされています。

検証者の報酬は新規発行でまかなう

報酬の新規発行は年 5% から始まり、毎年 0.5% ずつ下がって 3% で止まります。外部の検証者と委任(XPL を預けて任せる仕組み)が始まってから動きます。

不正をした検証者は、預けた元本ではなく報酬を失う設計です。

発行量の半分強はまだ解除前

配分は一般販売 10%、成長資金 40%、チーム 25%、出資者 25% です。解除の日付は資料に決められています。

XPL 100 億枚が市場に出る予定2025 年 9 月 25 日 公開一般販売 10%(米国外の購入分)成長資金 8% をすぐに解除2026 年 7 月 28 日米国の購入分12 か月のロックが明ける2026 年 9 月 25 日チーム・出資者の 3 分の 1合計 約 16.7 億枚の解除日(この記事の計測日)毎月 約 2.3 億枚ずつ2028 年 9 月 25 日 全量成長資金・チーム・出資者の残りを月割りで解除し終えるPlasma の公開ドキュメントより
図2:XPL の解除の予定(公式ドキュメントの値。価格の見通しではありません)

XPL のこれまでの値動き

9 月 25 日時点の変化は、24 時間で +27.5%、7 日で +30.6%、30 日で +23.7% でした。24 時間の高値は 0.1178 ドル、安値は 0.0870 ドルです。

最高値は公開 2 日後の 2025 年 9 月 27 日の 1.68 ドルで、いまはそこから約 93% 低い水準です。最安値は 2026 年 6 月 10 日の 0.0601 ドルでした。

公開から 1 年の日ごとの値では、最高が 2025 年 9 月の 1.62 ドル、最安が 2026 年 6 月の 0.0612 ドルで、約 26 倍の開きがありました。

24 時間の売買代金は約 2.07 億ドルで、時価総額の約 4 割が 1 日で取引されました。

XPL の今後

需要が増える材料

XPL の使い道は、資料では手数料と検証者の報酬です。チェーン上の取引が増えれば、手数料として払われる量と焼却される量が増える関係です。

発行元は、同じチェーンに Plasma One 以外の支払いサービスも載せる計画だとしています。

体制・資金の裏付け

資料には、出資者として Founders Fund・Framework・Bitfinex などの名前が挙がっています。出資額は資料に書かれていません。

懸念点

  • 9 月 25 日はチームと出資者の分の 3 分の 1、約 16.7 億枚の解除日。その後も毎月 約 2.3 億枚ずつ解除が続く
  • 最高値から約 93% 低く、1 年の中で約 26 倍の開きがあるほど値動きが大きい
  • 検証者の拡大や委任は開発中で、仕組みの説明は変わる可能性がある
  • ステーブルコインの支払いの決まりは国ごとに整備の途中

XPL が扱われている場所(公開データ)

Hyperliquid は永久先物だけ

Hyperliquid には XPL の永久先物が上場しています。永久先物は価格に連動する契約で、XPL そのものは受け取れません。

9 月 25 日 13 時 39 分の値は、最大レバレッジ 10 倍、24 時間の売買代金 7,620 万ドル、建玉 約 9,790 万ドルでした。同じ取引所で BTC は 40 倍、ETH は 25 倍です。

資金調達率は 1 時間 +0.00353%(1 日で約 0.08%)で、買い方が売り方に払う向きでした。

レバレッジをかけた取引は、価格が少し逆に動くだけで、預けた証拠金をすべて失うことがあります。

Plasma 上の DEX

XPL の現物は、Plasma の独自チェーン上の DEX(分散型取引所)で USDT0 と交換できます。

9 月 25 日 19 時 32 分に GeckoTerminal で確かめると、取引がいちばん多いのは次の取引場所でした。

  • Oku Trade(Uniswap V3 の仕組み)の USDT0/WXPL:24 時間で約 1,760 万ドル
  • WXPL は、DEX で扱えるように XPL を包んだトークン

使うには、Plasma に対応したウォレットと、手数料用の少しの XPL が要ります。

  1. MetaMask などのウォレットに Plasma(チェーン ID 9745)を追加する
  2. 手数料用の XPL と、交換に使う USDT0 をウォレットに用意する
  3. DEX でウォレットをつなぎ、少額で試してから交換する

この節は、公開されている数字の記録です。当社は、XPL の取引も、特定の取引所の利用も勧めません。

よくある質問

Q. XPL はステーブルコインですか?

違います。XPL は価格が動くトークンで、ステーブルコインを送るための独自チェーン Plasma の通貨です。

Q. XPL はどこで取引できますか?

Hyperliquid の永久先物と、Plasma 上の DEX(Oku Trade など)です。

Q. XPL を預けると報酬はもらえますか?

資料では、委任は今後の導入予定です。ロック中のチームと出資者の分は報酬の対象外とされています。

まとめ

  • XPL はステーブルコイン送金向けの独自チェーン Plasma の通貨で、時価総額は 111 位
  • 手数料と検証者の報酬に使われ、base fee は焼却される
  • 最高値から約 93% 低く、9 月 25 日はチームと出資者の分の大きな解除日
  • Hyperliquid は永久先物だけ。現物は Plasma 上の DEX で USDT0 と交換

💡 XPL の値動きをほかの銘柄と並べて見るなら

注目銘柄の画面では、XPL を Hyperliquid で売買代金の多い銘柄と並べて比べられます。「エンド価格を設定」を押すと、その時点の価格を控えて、そこからどれだけ動いたかを見られます。

資金計画表では、1 回の負けで失ってよい額から、持つ量の目安を先に計算できます。

→ 注目銘柄の画面(hype.microfund.co.jp)

→ 資金計画表(hype.microfund.co.jp)

(2026 年 9 月 25 日 13 時 39 分に CoinGecko・Hyperliquid と発行元の資料で確認。DEX は 19 時 32 分に GeckoTerminal で確認。売買の推奨ではありません)

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