Hyperliquid の残高を確認したいだけなのに、取引画面を開いて注文してしまう。確認と取引を分けるために、マイクロファンドが開発した「見るだけの画面」が Hype トレードです。
ウォレットアドレスを登録すると、保有資産・ポジション・約定履歴・入出金を表で見られます。この記事では「見る画面」の使い方を、2026年9月時点の画面で順に説明します。
なぜ「見るだけの画面」が役に立つのか
Hyperliquid は、ウォレットを接続するだけで無期限先物(パーペチュアル)を取引できるオンチェーン取引所です。口座開設の手続きはありません。
一方で、自分の資産状況を振り返る用途には向いていません。よくある困りごとは次の3つです。
- 確認のつもりが取引になる:板とチャートが目に入ると、つい「ちょっとだけ」と注文しがちです。
- 純投入額がすぐ出ない:ブリッジでの入金、別アドレスからの受取、振替が混ざり、合計を出すには毎回計算が要ります。
- 人に見せづらい:本体の画面はウォレット接続が前提で、家族に説明するにはスマホごと渡すことになります。
Hyperliquid は、アドレスさえ分かれば残高やポジションを公開APIで参照できます。それなら「見るだけ」の画面を別に作れば解決します。
取引する画面と確認する画面を分ける。見る画面には注文ボタンが無いので、開いても手が動きません。
使い始めるまでの3ステップ
用意するのは、メールアドレスと Hyperliquid のウォレットアドレス(0x…)の2つです。見るだけなら、秘密鍵やAPIキーは使いません。
- STEP 1 アカウント作成:表示名・メールアドレス・パスワード(8文字以上)。届いた確認メールのリンクを15分以内に開けば完了です。
- STEP 2 アドレスの登録:メニューの「API連携」でウォレットアドレスを貼り、「保存して接続確認」を押します。
- STEP 3 4つの画面を見る:保有資産・ポジション・約定履歴・入出金。開いた時点で最新データを取りに行きます。
名前は「API連携」ですが、APIキーの発行は不要です。秘密鍵・リカバリーフレーズ・署名は求めません(見るための入力欄はアドレスだけです)。
4つの画面、それぞれ「どこを見るか」
4つは、「いま」を見る2つ(保有資産・ポジション)と、「これまで」を見る2つ(約定履歴・入出金)に分かれます。この分け方で覚えると迷いません。
保有資産:一番上の総資産が、Hyperliquid にある資産の合計です。毎回まず見たいのは出金可能額です。
総資産が大きく見えても、証拠金として使っている分は動かせません。「いま引き出せるのはいくらか」が1行で分かります。
ポジション:主役は清算価格です。
表の1列として並ぶので、「今の価格から何%動いたら清算されるか」を落ち着いて見比べられます。
約定履歴:約定を新しい順にページ送りで表示し、上に実現損益と手数料の合計が出ます。手数料の合計は、月に一度見ておくと傾向がつかめます。
「利益は出ているのに増えていない」ときは、ここで手数料の合計を確かめると原因が見えることがあります。
入出金:入金合計・出金合計・差引(純投入額)を集計します。この純投入額と総資産を並べると、Hyperliquid で増えたのか減ったのかが出ます。
使い方の一例は、ポジションがある日は清算価格までの距離だけを見て、月に一度、手数料の合計と純投入額を確かめる、というものです。
うまくいく例とつまずく例
✅ うまくいきやすい使い方
少額ずつ何度もブリッジしていると、合計を把握しないまま入金が積み上がりがちです。入出金画面の差引(純投入額)で、その合計が1つの数字になります。
総資産と並べて、増えた分の多くが入金だと分かれば、追加入金を控えて今ある証拠金の範囲で取引する、といった判断の材料になります。
⚠️ よくあるつまずき
よくあるのは、自動売買用に発行した API ウォレット(エージェント)のアドレスを登録してしまうことです。登録はできても、資産・ポジション・約定がどれも出ません。
資産はマスターウォレット側にあるので、参照しても何も出ません。どちらも 0x… で見た目が同じなので、取り違えやすいのです。
数字が全部ゼロのときは、まずアドレス違いを疑ってください。「登録を解除」して正しいアドレスで登録し直せば直ります。
マスターウォレットのアドレスは、Hyperliquid でウォレットを接続したときに表示されるものです。Portfolio ページの URL からも確認できます。
よくある質問
Q. アドレスを登録すると、資産を動かされませんか?
A. アドレスは公開情報で、それだけでは何も動かせません。見る画面は秘密鍵も署名も使いません。
Q. 取引もできますか?
A. 注文用の API ウォレット(出金はできない鍵)を登録した人だけ、現物取引とポジション決済の画面が使えます。
Q. 日本円ではいくらか、は出ますか?
A. 表示は USD(USDC)建てです。円換算には、登録不要の換算ツール(crypto.microfund.co.jp)を併用できます。
Q. 料金はかかりますか?
A. メール確認が済むと60分ぶんが付きます。その後は利用時間の購入(1か月 70 USDC など。支払いは USDC)で、利用時間は購入した時点から進み、ログインしていない間も進みます。
まとめ
やることは、アカウントを作ってウォレットアドレスを登録するだけ。Hyperliquid の「いま」と「これまで」が表で見られます。
まずは純投入額と総資産を並べて、自分がどちらにいるのかを確かめてみてください。
💡 Hyperliquid の残高・ポジションを、見るだけの画面で確認する
ウォレットアドレスを登録するだけで、保有資産・ポジション・約定履歴・入出金を一覧できます。見るだけなら秘密鍵は不要です。メール確認が済むと60分ぶんの利用時間が付きます。
(本記事は2026年8月27日に公開し、2026年9月15日に更新しました。本記事で扱う画面は参照専用で、出金は Hyperliquid 本体で行います。無期限先物は相場が思惑と反対に動くと、預けた証拠金がゼロになります。ツールの使い方の説明であって、取引の推奨ではありません)
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