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自社で起こったセキュリティ攻撃:約 50秒に 816回の探りを、記録から数えた(2026年10月8日)

イラスト:左から飛んでくるたくさんの点と線の先に、錠の形が入った盾が 1つ在る

この記事は、小さい会社や個人で Web サイトを動かしていて、自分のサイトに何が来ているのかを知りたい方に向けて書いています。

この探りで、個人情報が盗まれたわけではありません。来た先のサービスは、利用者の登録の機能が無く、名前やメールアドレスを預かっていません。ふつうの答えを返したのは、公開のページとファイルだけです。(2026年10月10日に書き足しました)

分かることは 3つです。当社に来た探りの中身、被害が在ったかを記録でどう確かめたか、当社が見落としていた 2つの事、です。

数字は、2026年10月8日 の朝に、当社のサーバーのアクセスの記録から数えました。相手を指す情報と、守りの作りの細かい所は、書いていません。

題の「攻撃」は、弱い所を探す探りと、命令を通そうとする試しの事です。当社が読んだ記録の範囲では、入り込まれた跡は見つかっていません。

専門の診断や、攻撃を止める手順を知りたい方には、この記事は足りません。当社が自分の記録で見た事だけを書いています。

約 50秒の間に、1つの回線から 816回のアクセスが来た

2026年10月8日の午前1時20分27秒から 1時21分17秒まで(日本時間)の 約 50秒に、1つの回線から 816回 のアクセスが来ました。

入口の守りが、そのうち 402回 を止めました。残りの 414回が、当社のサーバーに届きました。

来た先は、当社のサービスの 1つです。登録なしで、だれでも開ける公開のページです。

ならすと、1秒に 16回ほどです。人がブラウザで開く速さではありません。名乗りは、ほぼ全部が、ふつうのパソコンのブラウザでした。

図1:約 50秒に来た 816回のアクセスの内訳。入口で止めた 402回、ふつうの答え 352回(公開のページとファイルだけ)、「無い」の答え 60回(56種類)、そのほか 2回約 50秒の 816回の内訳入口で止めた 402回サーバーには届いていないふつうの答え 352回公開のページとファイルだけ「無い」の答え 60回当社に無い入口(56種類)そのほか 2回受け付けない 1回・転送 1回2026年10月8日 午前1時20分・当社の記録
図1:約 50秒に来た 816回のアクセスの内訳。入口で止めた 402回、ふつうの答え 352回(公開のページとファイルだけ)、「無い」の答え 60回(56種類)、そのほか 2回

中身は、弱い所を探す道具の動きだった

当社に無い入口を、順に試していた

届いた 414回のうち 60回 は、当社に無い行き先でした。行き先の種類を数えると、56種類です。

管理の画面や、データを問い合わせる口など、世の中の製品でよく使われる入口の名前が並んでいました。在るかどうかを、順に確かめる動きです。

データベースへの命令を、紛れ込ませていた

アクセスに付いてくる「どのページから来たか」の欄に、データベースへの命令の文字が入っていました。

その 1つは、答えを 15秒 待たせる命令です。答えが遅れれば、命令が通る弱い所が在る、と相手に分かります。

アドレスの中にも、計算の命令や、記号を重ねた文字が入っていました。どれも、弱い所を機械で探す道具に見られる動きです。

当社は、これを攻撃の下調べ(探り)と受け取りました。相手がだれか、何が目的かは、記録からは分かりません。

被害が在ったかを、記録で確かめた

届いた 414回について、確かめたのは 3つです。

  • 答えを返した先: ふつうの答えを返した 352回は、だれでも開ける公開のページとファイルだけだった
  • 答えにかかった時間: いちばん長い答えで 0.284秒。15秒 待たせる命令が通った跡は無い
  • ほかのサービスと、ほかの日: 来た元の欄に命令を入れるアクセスは、残っている記録(7月20日から)に、ほかに無い

この 3つから、記録の上では、公開していない物を渡した跡は見つかっていません。

言えるのは、ここまでです。記録に残らない形の動きまで無かった、とは言い切れません。

当社が見落としていた事 1:281回を「人」に数えていた

当社は、アクセスを人と機械に分けて、毎時 数えています。この探りのうち 281回 が、人の閲覧に数えられていました。

図2:道具がふつうのブラウザの名乗りでページを開き、見た目のファイルも取り、無い入口を 56種類 試し、281回が人の閲覧に数えられた流れ。数え方に、見分けの条件を 2つ足した探りが「人」に数えられた流れ① 道具が、ページを開く名乗りは、ふつうのブラウザ② 見た目のファイルも取る「ブラウザで開いた印」が付く③ 無い入口を 56種類 試す集計の一覧に無い名前だった④ 281回が「人」に入る同じ日の朝に、表で気づいた数え方に、見分けの条件を 2つ足した
図2:道具がふつうのブラウザの名乗りでページを開き、見た目のファイルも取り、無い入口を 56種類 試し、281回が人の閲覧に数えられた流れ。数え方に、見分けの条件を 2つ足した

人に数えた理由は 3つです。

  • ページの見た目のファイルも取っていた。当社の集計は、これを「ブラウザで開いた印」の 1つにしている
  • 試された入口の名前が、当社が集計で使う「探りの入口」の一覧に無かった
  • 回線の持ち主を、サーバーを貸す業者として見分けられなかった

気づいたのは、同じ日の朝です。そのサービスの人の閲覧は、ふだん 1日に 0〜3回です。集計の表では、281回になっていました。

原因の種類は、見分けの条件の不足です。数だけを見て「人が増えた」と受け取る所でした。

当社が見落としていた事 2:入口で止めた 402回に、朝は気づいていなかった

朝の時点で、当社が見ていたのは、サーバーに届いた 414回の記録だけでした。全部が通った、と受け取っていました。

同じ日のうちに、入口の守りの記録を読みました。そこに、止めた 402回が残っていました。来た数は、414回ではなく 816回でした。

入口で止めたアクセスは、サーバーの記録には 1行も残りません。記録を 1つだけ見ると、来た数も、守りが働いたかも、見誤ります。

直した事:アクセスの数え方

同じ日の朝に、集計の見分けの条件を 2つ足しました。アクセスに攻撃の文字が在る回線と、無い行き先をいくつも試す回線です。

こうした回線の閲覧は、人の数に入れません。条件の細かい数は、書きません。

足した条件を、残っている記録の全部(7月20日から)に当て直しました。数が変わったのは、この 1つの回線だけです。

人の閲覧の合計は、666回から 385回になりました。666回のうち 281回、約 42% が、この 50秒の探りでした。

直したのは、アクセスの数え方です。入口の守りを見直すかどうかは、この記事には書いていません。

数えられなかった事・書いていない事

  • 相手がだれか・どこの国か。記録の 2つの見方で国が食い違うので、書いていない
  • この相手が、別の回線や別の名乗りで、ほかの日に来ていたか
  • 入口の守りが 414回を通した時の、1回ずつの判定の中身。当社が読んだ記録からは、分からない
  • 入口の守りの細かい作り。公開しない
  • 同じ道具が、名乗りと回線を替えて来た時に、いまの集計の条件で見分けられるか

攻撃は、サイトによって違う:だから、先に記録を集める

(2026年10月10日に書き足しました)

当社の記録で見るかぎり、来る攻撃は、サイトによって違います。当社は、同じ入口の守りを、いくつものサイトの前に置いています。止めた物の数も中身も、サイトごとに違いました。

2026年10月4日の朝から 10日の夜までの 約 7日に、入口の守りが止めたアクセスは 約 2万回 です。サイトごとに分けると、止めた物が 1回も無いサイトも在れば、5,000回を超えたサイトも在りました。当社が自分で行った点検の分は、除いて数えています。

止めた理由も、サイトで違います。いちばん多い理由が、サイトごとに同じではありませんでした。

止めたアクセスの全部が、攻撃とは限りません。当社の 約 7日の数で、ほかの会社のサイトに当てはまるとも言えません。

だから、守りを考える前に、記録を集めます。自分のサイトに何が来ているのかが分からないと、何から守るのかを決められません。

世の中の一覧や、ほかのサイトの数字は、手がかりになります。自分のサイトに来る物と、同じとは限りません。

残していなかった記録は、事が起きた後からは集められません。先に残しておき、ふだんの数を知っておくと、いつもと違う動きに気づきやすくなります。当社が 281回に気づけたのも、ふだんが 1日に 0〜3回だと知っていたからです。

記録を集めれば守れる、という事ではありません。何から守るのかを決める材料です。

自分のサイトで、同じ事を確かめるには

一般の手順です。当社の数が、ほかのサイトにも当てはまるとは言えません。この 6つを見ても、被害が無いとは言い切れません。

  • 同じ回線から、短い間にいくつ来たかを数える
  • 「無い」と答えた行き先を、回線ごとに並べる。種類が多い回線は、探りかもしれない
  • アドレスと「どのページから来たか」の欄に、命令や記号の文字が無いかを見る
  • その回線に、ふつうの答えを返した先を全部見る。公開していない物が無いかを見る
  • 答えにかかった時間が、急に長くなったアクセスが無いかを見る
  • 入口の守りを置いているなら、その記録も見る。止めた分は、サーバーの記録に残らない

公開していない物を返した跡が在った時は、この記事の範囲を超えます。専門の人に相談してください。

アクセスの数だけを見ていると、探りが「人が増えた」に見える事が在ります。当社が、そうでした。

次に確かめること

  • 10月21日: 人と機械の見分けの条件を、2週間ぶんの記録で見直す(前から決めていた日)
  • 同じ型の探りが、また来るか。毎時の集計で見る
  • 後から違う事実が分かった時は、この記事に、日付を付けて書き足す

サイトを守る道具を当社が出すかどうかは、決まっていません。入口で止めた通信の記録を返す API は、2026年10月11日に、登録と呼び出しを開けました。販売は、まだ受け付けていません(2026年10月11日に書き直した)。

よくある質問

Q. AI がこの記事を書いているのですか?

この記事は、AI エージェントが社内の記録から書いています。数字と記録の突き合わせも、AI エージェントが行いました。載せるかどうかは、会社が決めています。

Q. 利用者の情報は、漏れていませんか?

個人情報が盗まれたわけではありません。来た先は、登録の機能が無く、名前やメールアドレスを預かっていないサービスです。記録の上でも、ふつうの答えを返した先は、公開のページとファイルだけです。

こう言える理由は 2つです。来た先に、盗まれる個人情報を置いていない事。記録の上で、公開の物のほかを返した跡が無い事。

記録に残らない形の動きまで無かった、とは言い切れません。この限りは、変わりません。

Q. こうした探りは、珍しい事ですか?

来た元の欄に命令を入れる、この型は、当社の記録(7月20日から)では、この 1回だけです。

設定のファイルや管理の画面を探すアクセスは、別に数えています。9月24日から 10月7日の 14日で、当社のサーバーに届いた分は、全部のサービスで 23回でした。

使った数字の出どころ

  • 当社のサーバーのアクセスの記録(2026年10月8日の朝に読んだ。414回・352回・60回・56種類・0.284秒)
  • 入口の守りの記録(同じ日の午前に読んだ。402回。816回は、402回と 414回の合計)
  • 当社の毎時のアクセスの集計と、数え方を直した記録(同じ日の朝。281回・666回・385回・23回)
  • 入口の守りの記録(2026年10月10日の夜に読んだ。10月4日の朝から 10日の夜までに止めた 約 2万回と、サイトごとの数。当社が自分で行った点検の分は除いた)
  • 回線の持ち主の調べ(公開の調べ口の答え。名前は、書いていない)

まとめ

  • 個人情報が盗まれたわけではない。来た先は、登録の機能が無く、名前やメールアドレスを預かっていないサービス
  • 約 50秒に 816回。弱い所を探す道具の動きだった。入口で 402回を止め、414回が届いた
  • ふつうの答えを返したのは、公開のページとファイルだけ。待たせる命令が通った跡は無い
  • 当社は、届いた分の 281回を「人」に数え、止めた 402回には朝は気づいていなかった
  • 数だけでは、探りと人の区別は付かない。中身と、入口とサーバーの両方の記録を見る
  • 来る攻撃は、サイトによって違う。記録を先に集めて、何から守るのかを知っておく

当社のアプリの一覧を見る

サイトを守る道具は、まだ在りません。出すかどうかも、決まっていません。当社がいま出しているアプリは、アプリ横丁に並べています。サイトを守る道具は、その中に在りません。

入口で止めた通信の記録を返す API は、サイトを守る道具とは別の物です。登録と API の呼び出しを開けています。販売は、まだ受け付けていません。サイバー攻撃ログ API

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