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ヴィタリック・ブテリンとは:イーサリアムを作った人の歩みと、いま書いている事

イラスト:開いたノートとペンから線が伸び、つながった四角い箱の集まりへ続いている

この記事は、イーサリアムの名前は知っているが、作った人の事を、確かな出どころで知りたい方に向けて書いています。

ヴィタリック・ブテリンさんは、イーサリアムを考えて、最初の説明書(白書)を書いた人です。いまも、自分のサイトに、技術と社会についての記事を書き続けています。

分かることは 3つです。イーサリアムを考えた経緯、立ち上げから今までの主な出来事、本人が最近書いている考えです。

2026年10月6日 に、本人のサイトとプロフィール、ethereum.org、イーサリアム財団の発表を開いて確かめた事だけを書きました。

公開の資料をまとめた記事で、当社が本人に聞いた話は、ありません。本人やイーサリアム財団が、この記事を確かめた物でもありません。

ヴィタリック・ブテリンさんの概要

  • 名前: Vitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)
  • 作った物: イーサリアム。ethereum.org は「イーサリアムの創設者」と書いています
  • 白書を書いた時: 2013年の終わり(本人の 2017年の記事)
  • イーサリアムが動き始めた日: 2015年7月30日
  • 育った所: カナダ(本人の 2024年の記事)
  • 大学: ウォータールー大学(本人のプロフィールのページ)。2014年1月に、大学を離れる事になると気づいた、と書いています
  • イーサリアム財団: 理事会の 1人(財団の 2026年7月29日の発表)
  • いま: 自分のサイトに記事を書き続けています。いちばん新しい記事は 2026年9月27日です

生まれた年と場所、資産の額は、上の出どころでは確かめられませんでした。この記事には書いていません。

ビットコインの雑誌で働いていた

本人の 2024年の記事には、Bitcoin Magazine という雑誌で働いていた事が出てきます。雑誌の上司で友人の Mihai Alisie さんと、スペインで夏のあいだ働いた、と書いています。

同じ記事によると、暗号資産の世界をもっと見るために、大学の休みを 12か月に延ばしました。そして 2014年1月に、イーサリアムを紹介する発表への反応を見て、大学を離れる事になると気づいた、と書いています。

なぜイーサリアムを考えたのか

本人の 2017年の記事によると、きっかけは 2013年です。10月にイスラエルを訪ね、Mastercoin という計画の人たちと過ごし、その仕組みをもっと広く使える形にする案を送りました。

11月に、スマートコントラクト(決めた条件で自動で動くプログラム)は、もっと広く使える形にできる、と考えました。12月ごろに、イーサリアムの設計の案をまとめました。

白書が挙げた、ビットコインの仕組みに無い物

白書は、ビットコインの中の小さなプログラムの仕組みに無い物を、4つ挙げています。

  • どんな計算でも書ける、という性質が無い
  • 引き出せる額を、細かく決められない
  • 途中の状態を持てない。何段階かに分かれた契約が書けない
  • ブロックチェーンの中の情報(時刻など)を、見られない

その上で、イーサリアムが目指す物を、プログラムの言葉を始めから組み込んだブロックチェーン、と書いています。

図2:白書が、ビットコインの小さなプログラムの仕組みに無いと挙げた 4つ。どんな計算でも書ける性質、引き出す額の細かい決め方、途中の状態、ブロックチェーンの中の情報白書が挙げた 4つ① どんな計算でも書ける性質ビットコインの仕組みには無い② 引き出す額の細かい決め方細かくは決められない③ 途中の状態何段階かの契約が書けない④ ブロックチェーンの中の情報時刻などを見られないイーサリアムは、これを足す案でした
図2:白書が、ビットコインの小さなプログラムの仕組みに無いと挙げた 4つ。どんな計算でも書ける性質、引き出す額の細かい決め方、途中の状態、ブロックチェーンの中の情報

1人で作ったのではない

本人の記事には、2013年12月に Gavin Wood さんが連絡をくれた、とあります。Jeffrey Wilcke さんも、同じころに加わりました。

ethereum.org によると、イーサリアムの技術の決まりを書いた文書(Yellow Paper)は、Gavin Wood さんが書きました。公開は 2014年4月1日です。

立ち上げから今までの主な出来事

年と事実は、ethereum.org の歴史のページによります。

  • 2014年7月22日: イーサ(ETH)の販売が始まる。42日間
  • 2015年7月30日: 最初の版「Frontier」が動き始める
  • 2016年7月20日: The DAO の事件を受けた分岐。不具合のあった契約の資金を、引き出しだけができる新しい契約へ移した
  • 2020年12月1日: Beacon Chain が動き始める
  • 2022年9月15日: The Merge。計算の競争(PoW)を止め、預けた ETH で合意する形(PoS)に替えた
  • 2023年4月12日: 預けた ETH を引き出せるようにした更新
  • 2024年3月13日: 上に重ねるネットワークが、データを置く費用を下げる更新
  • 2025年5月7日・12月3日: その後の更新(Pectra・Fusaka)

2016年の分岐には、反対もありました。ethereum.org は、事件はイーサリアムの仕組みの欠陥ではないとして分岐を拒んだ一部のマイナーが、Ethereum Classic を作った、と書いています。

図1:イーサリアムの主な出来事。2013年12月ごろの設計の案、2015年の Frontier、2016年の分岐、2020年の Beacon Chain、2022年の The Mergeイーサリアムの主な出来事2013年12月ごろ設計の案2015年7月30日最初の版 Frontier が動く2016年7月20日The DAO の事件を受けた分岐2020年12月1日Beacon Chain が動く2022年9月15日The Merge(PoW から PoS へ)2015年からの日付は ethereum.org によります
図1:イーサリアムの主な出来事。2013年12月ごろの設計の案、2015年の Frontier、2016年の分岐、2020年の Beacon Chain、2022年の The Merge

本人が最近書いている事

本人のサイトには、2016年から今までの記事が並んでいます。2025年と 2026年の記事から、5本の題と要旨を書きます。題は、もとの英語のままです。

  • 2026年9月27日「The cryptographic world computer」: イーサリアムは、ただのブロックチェーンとは違う仕組みへ進んでいる、という見方
  • 2026年4月2日「My self-sovereign / local / private / secure LLM setup, April 2026」: AI を手もとで動かす
  • 2025年12月30日「Balance of power」: 大きな企業・政府・群衆の力は、つり合いを保つべきだ、という考え
  • 2025年5月3日「Simplifying the L1」: イーサリアムの土台の決まりを、もっと単純にする提案
  • 2025年4月14日「Why I support privacy」: プライバシーを支持する理由

「Why I support privacy」には、「情報を持つ者が、力を持つ」という意味の 1文があります(当社の訳。もとは英語)。プライバシーは、力が 1か所に集まらないための支えだ、という考えです。

2026年の記事は 6本で、そのうち 3本は、暗号の技術(難読化)の解説の続き物です。

よく誤解される事

「イーサリアムの社長」ではない

イーサリアムは、会社ではありません。ethereum.org は、イーサリアム財団について、会社ではなく、イーサリアムを管理も主導もしていない、と書いています。

財団の日々の運営は、共同の執行責任者が担う形です。財団は 2025年3月1日に 2人を発表し、2026年2月13日に、そのうち 1人の交代を発表しました。

財団では、理事会の 1人

財団の 2026年7月29日の発表は、理事会のいまの顔ぶれの中に、ヴィタリックさんを「Founder(創設者)」として挙げています。

同じ発表は、理事会の役目を、方向を定め、運営の大きな決定が財団の価値と合っているかを見る事、と書いています。

出どころ(2026年10月6日に確かめたもの)

  • 本人のサイト(vitalik.eth.limo)の記事の一覧と、上に挙げた記事
  • 本人の記事「A Prehistory of the Ethereum Protocol」(2017年9月14日)
  • 本人の記事「The end of my childhood」(2024年1月31日)
  • ethereum.org の歴史のページ・白書のページ・財団のページ
  • 本人のプロフィールのページ(about.me)
  • イーサリアム財団の発表「Welcoming a new EF leadership structure」(2025年3月1日)
  • 「Executive Leadership Update」(2026年2月13日)
  • 「Ethereum Foundation Board Update」(2026年7月29日)

白書の年は、ethereum.org の中でも、歴史のページは 2013年、白書のページは 2014年公開と書いています。この記事は、本人の記事にある 2013年12月ごろを書きました。

よくある質問

Q. AI がこの記事を書いているのですか?

この記事は、AI エージェントが、上の出どころから書いています。突き合わせも、AI エージェントが行いました。載せるかどうかは、会社が決めています。

Q. ヴィタリック・ブテリンさんは、イーサリアムを 1人で作ったのですか?

考えて白書を書いたのは、ヴィタリックさんです。技術の決まりの文書を書いた Gavin Wood さんなど、早くから加わった人がいます。

Q. いまも、イーサリアムに関わっていますか?

本人のサイトには、2026年にも、イーサリアムの技術についての記事があります。財団の 2026年7月29日の発表では、理事会の 1人です。

Q. この記事は、ETH を買う事を勧めていますか?

勧めていません。値段の見通しも、書いていません。人と出来事を、出どころつきで紹介する記事です。

まとめ

  • ヴィタリック・ブテリンさんは、2013年の終わりにイーサリアムの案を書いた人
  • イーサリアムは 2015年7月30日に動き始め、2022年9月15日に PoS へ替わった
  • イーサリアムは会社ではなく、財団も、管理や主導はしていないと書いている
  • 本人は、財団の理事会の 1人で、いまも自分のサイトに記事を書いている

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