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元手の 20% を失うと、取り戻すには 25% が要る:損失と回復の算数

イラスト:欠けた小さな四角と、それより大きな四角が載った、傾いた天秤

元手を 20% 失うと、元に戻すには 25% 増やす必要があります。失った割合と、取り戻すのに要る割合は、同じではありません。

対象は、値動きのあるものに資金を置いていて、損失の大きさをどう数えるかを整理したい方です。

この記事で分かるのは、次の 3つです。

  • 失った割合ごとの、取り戻すのに要る割合と、その式
  • 続けて負けたとき、何回で 20% に届くか
  • 当社の資金計画表が、5回の負けでちょうど 20% になるように作ってあること

数字は、すべて式から計算しました。資金計画表の中身は、2026年10月4日 1時57分に、画面と計算の仕組みを読んで確かめました。

はじめにお読みください

これは算数の説明で、投資の助言ではありません。値動きのあるものに置いた資金は、元本を失う可能性があります。

当社は、特定の通貨の取引も、特定の取引所の利用も勧めません。

「20% 減ったら、20% 増やせば戻る」は成り立たない

100 ドルが 20% 減ると、80 ドルです。ここから 20% 増えても 96 ドルで、100 ドルには戻りません。

戻すのに要るのは 20 ドルです。80 ドルから見ると、20 ドルは 25% に当たります。

順番を逆にしても同じです。100 ドルが 20% 増えて 120 ドルになり、そこから 20% 減ると 96 ドルです。

困るのは、失った割合が大きくなるほど、この差が急に開くことです。

減った後の元手が小さくなるから、要る割合が大きくなる

理由は 1つです。割合は、そのときの元手に掛かります。失った後は元手が小さいので、同じ額を取り戻すのに、より大きな割合が要ります。

取り戻すのに要る割合(%)= 失った割合 ÷(100 − 失った割合)× 100

20% なら、20 ÷ 80 × 100 = 25% です。主な割合を並べます。

図1:失った割合と、元に戻すのに要る割合。式は 失った割合 ÷(100 − 失った割合)× 100失った割合と、戻すのに要る割合10% 失う戻すには 約 11.1% 増やす20% 失う戻すには 25% 増やす30% 失う戻すには 約 42.9% 増やす50% 失う戻すには 100% 増やす80% 失う戻すには 400% 増やす90% 失う戻すには 900% 増やす失うほど、要る割合は急に大きくなる
図1:失った割合と、元に戻すのに要る割合。式は 失った割合 ÷(100 − 失った割合)× 100
  • 10% 失う → 戻すには 約 11.1%
  • 20% 失う → 戻すには 25%
  • 30% 失う → 戻すには 約 42.9%
  • 50% 失う → 戻すには 100%
  • 80% 失う → 戻すには 400%
  • 90% 失う → 戻すには 900%

10% までは差が小さく、20% で 5 ポイント開きます。50% を失うと、残りを 2倍にしないと戻りません。

続けて負けると、何回で 20% に届くか

1回の損を、そのときの元手の決まった割合にすると、減り方は複利になります。n 回続けて負けた後に失っている割合は、次の式です。

失った割合 = 1 −(1 − 1回の損の割合)の n 乗

この式で、失った割合が 20% に届くまでの回数を数えます。

図2:1回の損の大きさと、失った割合が 20% に届くまでの連敗の回数(複利で計算)20% に届くまでの連敗の回数1回の損が 1%23回続けて負けると 20% に届く1回の損が 2%12回続けて負けると 20% に届く1回の損が 5%5回続けて負けると 20% に届く1回の損が 10%3回続けて負けると 20% に届く1回の損が小さいほど、回数は増える
図2:1回の損の大きさと、失った割合が 20% に届くまでの連敗の回数(複利で計算)
  • 1回の損が 1% → 23回(23回目で 約 20.6%)
  • 1回の損が 2% → 12回(12回目で 約 21.5%)
  • 1回の損が 5% → 5回(5回目で 約 22.6%)
  • 1回の損が 10% → 3回(3回目で 約 27.1%)

5% の損が 5回なら、足し算では 25% ですが、複利では 約 22.6% です。減るたびに元手が小さくなり、1回の損の額も小さくなるためです。

1回の損を小さくすると、20% に届くまでの回数が増えます。これは算数の上の話で、勝ち負けの見込みを示すものではありません。

この式は、手数料を含みません。値が飛んで、決めた損より大きく失う場合も含みません。

資金計画表は、5回の負けでちょうど 20% になるように作ってある

当社の Hype トレードの資金計画表は、この算数を表にしたものです。資金額を入れると、勝ち 5回・負け 5回の資金額が並びます。

5回目がちょうど +20%・−20% になるように、1回の幅を逆算しています。負けは 1回 約 4.36%、勝ちは 1回 約 3.71% です。

負けの行には「元に戻すのに必要な連勝数」が出ます。1,000 ドルの例では、5回続けて負けると 800 ドルで、戻すには 7回の連勝が要ります。

5回の負けは、5回の勝ちでは取り戻せません。800 ドルから 5回勝っても 960 ドルです。25% が要るのに、5回の勝ちは 20% だからです。

表は、手数料・スリッページ・資金調達率を含みません。資金管理の目安で、将来の成績を示すものではありません。

うまくいきやすい見方と、よくあるつまずき

✅ うまくいきやすい見方

損失を「取り戻すのに要る割合」に置き換えて見ます。20% の損失は 25%、50% の損失は 100% の課題だと読むと、大きさを比べやすくなります。

⚠️ よくあるつまずき

「次に同じ割合だけ増えれば戻る」と数えることです。割合は減った後の元手に掛かるので、同じ割合では戻りません。

よくある質問

Q. なぜ 20% なのですか?

20% が正解、という意味ではありません。算数の上で、取り戻すのに 25% が要る所です。どこに線を引くかは、ご自身で決めることです。

Q. 損切りをすれば、損をしませんか?

いいえ。損切りは、損を確定させる操作です。値が飛べば、決めた線より大きく失うことがあります。

Q. この式は、どの資産にも当てはまりますか?

割合の計算なので、資産の種類によりません。ただし、手数料などの費用は含んでいません。

まとめ

  • 20% 失うと、戻すには 25% が要る。式は 失った割合 ÷(100 − 失った割合)× 100
  • 50% 失うと 100%、90% 失うと 900%。失うほど、要る割合は急に大きくなる
  • 1回の損が 1% なら 23回、5% なら 5回の連敗で 20% に届く
  • これは算数の説明で、投資の助言ではない。元本を失う可能性がある

自分の資金額で、同じ計算を表にするなら

Hype トレードの資金計画表は、資金額を入れると、5回続けて勝った場合と負けた場合の資金額と、元に戻すのに必要な連勝数を並べます。ログインなしで開けます。

手数料などは含みません。売買の推奨や、将来の成績を示すものではありません。このサービスでの注文は、現在受け付けていません。

→ 資金計画表を開く(hype.microfund.co.jp/plan)

この記事は算数の説明で、投資の助言ではありません。値動きのあるものに置いた資金は、元本を失う可能性があります。

当社は、特定の通貨の取引も、特定の取引所の利用も勧めません。

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